- 転職面接では何を聞かれる?
- 面接官が質問する理由
- 1. 自己紹介をお願いします
- 2. これまでの仕事内容を教えてください
- 3. 転職理由を教えてください
- 4. なぜ当社を志望したのですか?
- 5. あなたの強みを教えてください
- 6. あなたの短所を教えてください
- 7. 仕事で失敗した経験を教えてください
- 8. 仕事で大変だったことを教えてください
- 9. これまでの実績を教えてください
- 10. なぜこの仕事へ応募したのですか?
- 11. 前の会社を退職した理由を教えてください
- 12. 退職してから期間が空いている理由は何ですか?
- 13. ほかの会社にも応募していますか?
- 14. 希望する給料を教えてください
- 15. いつから入社できますか?
- 16. 将来どのようになりたいですか?
- 17. 苦手な人とどのように関わりますか?
- 18. ストレスを感じたときはどうしていますか?
- 19. 何か質問はありますか?
- 給料や休日について質問しても大丈夫?
- 分からない質問をされたとき
- 答えを丸暗記しない
- 結論から話す
- 前の会社の悪口を言いすぎない
- 話を長くしすぎない
- オンライン面接で確認すること
- 面接前日の準備
- 面接後に振り返る
- 完璧に答えようとしなくて大丈夫
転職面接では何を聞かれる?
転職活動で書類選考を通過すると、次は面接へ進みます。
面接を控えていると、
「何を聞かれるのか分からなくて不安」
「うまく話せなかったらどうしよう」
「転職理由をどこまで正直に話していいの?」
と悩む方も多いと思います。
転職面接では、会社によって質問の内容が異なります。
ただし、よく聞かれる質問には共通するものがあります。
事前に質問を知り、自分の経験や考えを整理しておけば、面接当日も落ち着いて答えやすくなります。
大切なのは、完璧な答えを暗記することではありません。
自分の経験や転職理由を、自分の言葉で分かりやすく伝えることです。
この記事では、転職面接でよく聞かれる質問と、回答を考えるポイントを紹介します。
面接官が質問する理由
面接官は、応募者を困らせるために質問しているわけではありません。
主に次のような点を確認しています。
・これまでどのような仕事をしてきたのか
・募集している仕事を任せられそうか
・転職理由に納得できるか
・会社の考え方や働き方に合いそうか
・長く働いてもらえそうか
・周囲と協力して仕事ができそうか
正解を答えるというより、応募書類だけでは分からない人柄や考え方を伝える時間だと考えましょう。
質問の意図を考えながら答えると、内容をまとめやすくなります。
1. 自己紹介をお願いします
面接の最初によく聞かれる質問です。
自己紹介では、これまでの経歴を簡潔に伝えます。
長く話しすぎず、1分程度を目安にまとめましょう。
主に伝える内容は次のとおりです。
・名前
・これまで経験した仕事
・現在または直近の仕事内容
・応募先で活かせそうな経験
・簡単なあいさつ
例えば、
塚田千陽と申します。これまで飲食店で接客や調理、在庫管理、シフト作成、新人教育などを経験してきました。直近では携帯販売の仕事に携わり、お客様の希望を聞きながら提案する業務を担当しました。これまでの接客経験を活かしたいと考え、今回応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
というようにまとめます。
自己紹介では、詳しい志望動機や退職理由まですべて話す必要はありません。
最初に自分の経歴を分かりやすく伝えることを意識しましょう。
2. これまでの仕事内容を教えてください
この質問では、どのような仕事を担当し、どの程度の経験があるのかを確認されています。
会社名や役職だけでなく、実際に担当した業務を具体的に伝えましょう。
例えば、
・接客
・調理
・販売
・在庫管理
・発注
・売上管理
・シフト作成
・スタッフ教育
・クレーム対応
などです。
複数の仕事を経験している場合は、応募先の仕事に関係する経験を中心に話します。
単に業務を並べるだけではなく、
「どのようなことを意識していたか」
「どのような工夫をしたか」
まで話せると、仕事への取り組み方が伝わります。
3. 転職理由を教えてください
転職面接で特に聞かれやすい質問です。
転職理由を話すときは、前の会社への不満だけで終わらせないことが大切です。
例えば、
「人間関係が悪かった」
「給料が低かった」
「上司が嫌だった」
という理由が事実であっても、そのまま強く伝えると、応募先でも同じ不満を持つのではないかと思われる可能性があります。
嘘をつく必要はありませんが、
・何を変えたいと思ったのか
・次の職場で何を実現したいのか
・そのためにどのような仕事を探しているのか
へつなげましょう。
例えば、
現在の職場では接客経験を積むことができましたが、今後はより長くお客様と関わり、課題に合わせた提案ができる仕事へ挑戦したいと考え、転職を決めました。
というように、これからの方向性を伝えます。
4. なぜ当社を志望したのですか?
志望動機では、応募先の会社を選んだ理由を確認されています。
どの会社にも当てはまる内容ではなく、その会社だからこそ応募した理由を入れましょう。
志望動機は、次の3つを組み合わせると考えやすくなります。
- 会社や仕事内容のどこに興味を持ったか
- 自分の経験をどのように活かせるか
- 入社後にどのように働きたいか
例えば、
お客様一人ひとりの状況を聞き、商品を提案するという仕事内容に魅力を感じました。これまでの接客や販売の経験では、最初から商品を勧めるのではなく、相手の希望を聞くことを大切にしてきました。その経験を活かし、貴社でもお客様に合った提案ができるようになりたいと考えています。
という形です。
求人票や会社のホームページを確認し、自分の経験とつなげましょう。
5. あなたの強みを教えてください
この質問では、自分の強みを理解できているか、その強みを仕事で活かせるかを確認されています。
「コミュニケーション能力があります」だけではなく、強みが分かる具体的な経験も伝えましょう。
答える順番は次の形がおすすめです。
- 自分の強み
- 強みが表れた経験
- 仕事でどのように活かせるか
例えば、
私の強みは、相手に合わせて伝え方を変えられることです。新人教育を担当した際は、口頭で説明するだけでなく、実際に見せる、手順を書いてもらう、本人に実行してもらうなど、その人が理解しやすい方法を試してきました。この経験を活かし、周囲と協力しながら仕事を進めたいと考えています。
というように答えます。
6. あなたの短所を教えてください
短所を聞かれたときに、
「短所はありません」
と答えるより、自分の課題を理解し、改善するために行動していることを伝えましょう。
短所だけを話して終わらず、
・どのような場面で出やすいか
・どのような対策をしているか
まで話します。
例えば、
私は一人で仕事を抱え込みやすいところがあります。以前は自分で解決しようとして、相談が遅くなることがありました。現在は、問題が大きくなる前に周囲へ共有し、自分だけで判断しないことを意識しています。
という答え方です。
仕事に大きな支障が出る内容を選ぶより、改善に取り組んでいる短所を伝えましょう。
7. 仕事で失敗した経験を教えてください
この質問では、失敗そのものより、失敗した後にどのように行動したかを確認されています。
失敗を隠したり、ほかの人の責任にしたりするのは避けましょう。
次の順番で話すと伝わりやすくなります。
- どのような失敗をしたか
- なぜ起きたのか
- どのように対応したか
- 再発を防ぐために何を変えたか
例えば、
発注数の確認が不足し、必要な食材が足りなくなったことがあります。忙しい時間帯に記憶だけで判断してしまったことが原因でした。その後は、在庫数と翌日の予定を紙に書き出してから発注するようにし、同じミスを防ぐようにしました。
というように伝えます。
失敗から学び、行動を変えたことが分かる内容にしましょう。
8. 仕事で大変だったことを教えてください
この質問では、困難な状況へどのように対応したかを確認されています。
大変だった出来事だけではなく、自分がどのように考え、動いたのかを話しましょう。
例えば、
店舗責任者になった当初、年齢が若いこともあり、指示を受け入れてもらえないことがありました。そこで、一方的に指示を出すのではなく、まず相手の意見や不満を聞くようにしました。そのうえで、店舗全体の目標と一人ひとりの役割を共有し、少しずつ協力してもらえる環境を作りました。
という形です。
大変な状況でも、周囲と関わりながら解決しようとした姿勢を伝えられます。
9. これまでの実績を教えてください
実績と聞くと、大きな売上や表彰が必要だと思うかもしれません。
しかし、仕事の中で改善したことや、任されていたことも実績になります。
例えば、
・新人教育を担当した
・ミスを減らすために手順を変えた
・お客様から感謝の言葉をもらった
・在庫や発注の管理方法を改善した
・チームの雰囲気を良くした
・目標達成へ向けて役割を整理した
などです。
数字で表せる場合は数字を入れると伝わりやすくなります。
正確な数字が分からない場合は、無理に作らず、工夫した内容と変化を伝えましょう。
10. なぜこの仕事へ応募したのですか?
未経験の職種へ応募した場合によく聞かれます。
「興味があったから」だけではなく、これまでの経験と新しい仕事をつなげましょう。
例えば、
接客業を通して、相手の話を聞き、必要なものを考えて提案することにやりがいを感じてきました。業界は未経験ですが、これまで身につけた聞く力や説明する力を活かせると考え、応募しました。
という形です。
未経験であることを隠す必要はありません。
新しい仕事へ向けて勉強していることや、これまでの経験から活かせる部分を伝えましょう。
11. 前の会社を退職した理由を教えてください
すでに退職している場合は、退職理由を聞かれることがあります。
転職理由と同じように、前の会社への悪口だけにならないよう注意しましょう。
体調や家庭の事情などが理由の場合、すべてを細かく話す必要はありません。
仕事へ影響しない状態であれば、
家庭の事情により退職しましたが、現在は勤務できる環境が整っています。
など、現在の状況も伝えると安心されやすくなります。
体調が理由の場合も、現在働ける状態かどうかを、話せる範囲で伝えましょう。
12. 退職してから期間が空いている理由は何ですか?
職歴に空白期間がある場合、理由を確認されることがあります。
空白期間があること自体が、必ず不利になるわけではありません。
・体調を整えていた
・家族の事情に対応していた
・資格の勉強をしていた
・仕事探しをしていた
・今後の方向性を考えていた
など、事実を簡潔に伝えましょう。
その期間に行ったことや、現在は働ける状態であることも話せると安心です。
13. ほかの会社にも応募していますか?
複数の会社へ応募している場合は、正直に答えて問題ありません。
ただし、会社名まですべて答える必要はありません。
例えば、
同じく接客経験を活かせる仕事を中心に、数社の選考を受けています。
という答え方があります。
応募先の方向性が大きく違うと、転職の軸が定まっていないように見える場合があります。
複数の職種へ応募している場合でも、共通する希望や理由を整理しておきましょう。
14. 希望する給料を教えてください
給料について聞かれた場合は、求人票に書かれている条件を確認したうえで答えます。
希望額だけを強く伝えるのではなく、仕事内容や会社の規定も踏まえて話しましょう。
例えば、
求人票に記載されている条件を基本に考えています。これまでの経験も踏まえてご相談させていただければと思います。
という答え方があります。
最低限必要な金額がある場合は、事前に整理しておきましょう。
面接の場で聞きにくい場合でも、内定を承諾する前には必ず条件を確認してください。
15. いつから入社できますか?
在職中の場合は、現在の会社の退職や引き継ぎに必要な期間を考えて答えます。
無理に早い日程を伝える必要はありません。
例えば、
内定をいただいた後、現在の会社へ退職を申し出るため、1か月から1か月半ほどで入社可能です。
という形です。
会社の就業規則や引き継ぎ期間を事前に確認し、現実的な日程を伝えましょう。
すでに退職している場合は、準備が整い次第入社できることを伝えます。
16. 将来どのようになりたいですか?
この質問では、応募先でどのように成長したいかを確認されています。
大きな目標を作る必要はありません。
まずは仕事を覚え、その後どのような役割を担いたいのかを考えましょう。
例えば、
まずは業務を正確に覚え、一人で任せてもらえる状態を目指します。その後は、これまでの教育経験も活かし、新しく入った方を支えられる存在になりたいと考えています。
というように答えます。
応募先で実現できそうな内容を伝えることが大切です。
17. 苦手な人とどのように関わりますか?
職場では、考え方や性格の違う人と働くことがあります。
この質問では、人間関係で問題が起きたときの対応を確認されています。
例えば、
自分と考え方が違う場合でも、まず相手の意見を最後まで聞くようにしています。そのうえで、仕事の目的や必要な手順を確認し、お互いに進めやすい方法を探します。
というように答えます。
「苦手な人とは関わらない」という答え方ではなく、仕事上必要なコミュニケーションを取れることを伝えましょう。
18. ストレスを感じたときはどうしていますか?
仕事では、忙しさや人間関係などでストレスを感じることがあります。
この質問では、自分で状態を整えながら働けるかを確認されています。
例えば、
一度やることを書き出し、優先順位を整理するようにしています。それでも解決が難しい場合は、一人で抱え込まず、早めに上司や周囲へ相談します。休日は仕事から離れて休む時間も作っています。
というように答えます。
無理をして我慢し続けることではなく、適切に対処できることを伝えましょう。
19. 何か質問はありますか?
面接の最後には、応募者から質問する時間が設けられることがあります。
これを逆質問と呼びます。
質問がない場合でも問題になるとは限りませんが、仕事内容や入社後の働き方について確認したい内容を準備しておくと安心です。
例えば、
・入社後は、どのような業務から担当しますか
・仕事を覚えるまでの流れを教えてください
・現在活躍している方に共通する特徴はありますか
・一日の仕事の流れを教えてください
・配属される部署の人数や役割を教えてください
・入社前に勉強しておいた方がよいことはありますか
などです。
求人票や会社のホームページに書いてある内容を、そのまま質問するのは避けましょう。
調べても分からなかったことや、働く姿を具体的に考えるために必要なことを質問します。
給料や休日について質問しても大丈夫?
給料や休日は、働くうえで重要な条件です。
質問すること自体が悪いわけではありません。
ただし、面接の最初から条件の質問だけを続けると、仕事内容より条件だけを重視しているように見える場合があります。
まずは仕事内容や会社について理解したうえで、
求人票に記載されていた勤務時間について、繁忙期の残業時間の目安を教えていただけますか。
など、具体的に確認しましょう。
内定後に労働条件を提示されたときにも、必ず確認してください。
分からない質問をされたとき
面接では、準備していなかった質問をされることもあります。
すぐに答えが出ないときは、焦って適当なことを話す必要はありません。
少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか。
と伝え、一度内容を整理してから答えても大丈夫です。
質問の意味が分からない場合は、
〇〇についての経験をお答えするという認識でよろしいでしょうか。
と確認しましょう。
分かったふりをして違う内容を話すより、確認してから答える方が安心です。
答えを丸暗記しない
面接前に回答を準備することは大切です。
ただし、文章を一言ずつ丸暗記すると、言葉を忘れたときに話せなくなることがあります。
また、暗記した文章を読むような話し方になり、自分の考えが伝わりにくくなる場合もあります。
回答は、
・最初に何を伝えるか
・どの経験を例にするか
・最後に応募先へどうつなげるか
という要点だけを覚えましょう。
自分の言葉で何度か声に出して練習すると、自然に話しやすくなります。
結論から話す
面接では、最初に結論を伝えると内容が分かりやすくなります。
例えば、強みを聞かれた場合は、
私の強みは、相手に合わせて伝え方を変えられることです。
と最初に答えます。
その後に、具体的な経験や工夫したことを話します。
前置きが長くなると、何を伝えたいのか分かりにくくなります。
「結論・具体例・応募先での活かし方」の順番を意識しましょう。
前の会社の悪口を言いすぎない
面接では、退職理由や転職理由について聞かれます。
前の会社で実際に大変な経験をした場合でも、悪口だけにならないよう注意しましょう。
不満を隠す必要はありませんが、
「その経験から何を考えたのか」
「次の職場で何を大切にしたいのか」
へつなげることが大切です。
例えば、
業務量が多く、一人で抱える状態が続いていました。その経験から、仕事の状況を早めに共有し、周囲と協力できる環境で働きたいと考えるようになりました。
というように整理できます。
話を長くしすぎない
詳しく伝えようとして、回答が長くなりすぎることがあります。
一つの質問に対して、最初は1分程度を目安に答えましょう。
面接官が詳しく知りたい場合は、追加で質問してくれます。
話しながら内容がまとまらなくなる場合は、
- 結論
- 理由
- 具体的な経験
- 今後への活かし方
の順番で整理しましょう。
オンライン面接で確認すること
オンライン面接の場合は、事前に環境を確認します。
・インターネット接続
・カメラとマイク
・面接に使うアプリ
・表示する名前
・背景
・周囲の音
・パソコンやスマートフォンの充電
などです。
面接開始の10分ほど前には接続できる状態にしておきましょう。
画面だけを見るのではなく、話すときにカメラへ目を向けると、相手と目線が合いやすくなります。
面接前日の準備
面接前日は、次の内容を確認しましょう。
・面接の日時
・面接場所または接続先
・会社名と応募した求人
・担当者名
・履歴書と職務経歴書
・必要な持ち物
・志望動機と転職理由
・逆質問
・交通経路
準備はできるだけ早めに終え、睡眠時間を削りすぎないようにします。
当日に慌てないよう、服装や持ち物も準備しておきましょう。
面接後に振り返る
面接が終わったら、簡単に振り返りを行いましょう。
例えば、
・うまく答えられた質問
・答えに迷った質問
・次回は改善したいこと
・面接で説明された仕事内容
・会社の雰囲気
・気になった条件
などをメモします。
不採用だった場合でも、面接で聞かれた質問や経験は次の面接に活かせます。
うまく話せなかった部分は、回答を少し整理しておきましょう。
完璧に答えようとしなくて大丈夫
面接では、緊張して言葉が詰まったり、準備していたとおりに話せなかったりすることがあります。
少し言い直したからといって、すぐに不採用になるわけではありません。
大切なのは、相手の質問を聞き、事実を自分の言葉で伝えることです。
分からないことは確認し、すぐに答えられないときは少し考えても大丈夫です。
よく聞かれる質問を事前に整理し、自分の経験を振り返っておけば、少しずつ自信を持って話せるようになります。
完璧な回答を作ることよりも、自分がどのような仕事をしてきて、これからどのように働きたいのかを伝えることを大切にしましょう。
転職活動に疲れや不安を感じている方は、無理をせずに進める方法も確認しておきましょう。



コメント
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