エレベーターの制作手配とは?経験者が語る仕事内容・働き方・必需品

大手エレベーターメーカーで制作手配を担当

今回紹介するのは、大手エレベーターメーカーで5年以上働き、エレベーターの制作手配を担当している方のリアルな声です。

エレベーターに関わる仕事と聞くと、設計や現場での取り付け、点検などを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、実際に製品を完成させて現場へ納めるためには、図面を確認し、客先や現場、社内の複数部署と調整しながら制作を手配する仕事も必要です。

この記事では、求人票だけでは分かりにくい仕事内容や働き方、大変なこと、やりがいなどを紹介します。

どんな業界・会社で働いていますか?

建設業界に関わる大手エレベーターメーカーで、エレベーターの制作手配を担当しています。

建物ごとに必要となるエレベーターの仕様は異なります。

そのため、現場や客先と打ち合わせを行い、図面や仕様を確認しながら、社内で製品を制作するための準備を進めます。

普段の主な仕事内容

主な仕事は、エレベーターの制作手配と現場との打ち合わせです。

具体的には、次のような業務があります。

・メールの確認
・製品図面の確認
・仕様や寸法の確認
・現場担当者との打ち合わせ
・客先からの要望確認
・社内の他部署との調整
・制作手配に必要な資料の準備
・手配内容の最終確認

図面だけを確認すれば終わる仕事ではありません。

客先や現場からの要望を確認し、それを社内で実現できる形へ整理して伝える必要があります。

1日の仕事の流れ

まず出社後にメールを確認し、客先や現場、社内から届いている連絡を整理します。

その後、担当しているエレベーターの図面を確認します。

図面の内容に問題がないか、仕様や寸法が現場の条件に合っているかなどを確認し、必要に応じて現場担当者と打ち合わせを行います。

打ち合わせで決まった内容を整理した後、制作手配の準備を進めます。

仕事の状況によって順番は変わりますが、基本的には次のような流れです。

  1. メールチェック
  2. 図面確認
  3. 現場との打ち合わせ
  4. 客先や社内への確認
  5. 制作手配の準備
  6. 内容の最終確認

この仕事を選んだ理由

製品図面に関わる仕事をしたかったことが、この仕事を選んだ理由です。

もともとは作図に関わる仕事を希望していました。

実際には別の部署へ所属することになりましたが、現在の仕事でも図面を確認する機会が多く、製品が完成するまでの流れに関わっています。

入社前のイメージとの違い

入社前は、作図を中心とした仕事を想像していました。

しかし、実際には希望していた作図部署とは別の部署へ配属され、制作手配を担当することになりました。

制作手配では、図面の知識だけでなく、客先や現場、社内の担当者とやり取りする力が必要です。

想像していたよりも、人との調整やコミュニケーションが多い仕事でした。

一番大変なこと

一番大変なのは、客先と社内の他部署との間で板挟みになることです。

客先から希望を伝えられても、社内の制作条件やスケジュールによっては、そのまま対応できない場合があります。

反対に、社内の事情だけを優先すると、客先や現場から理解を得られないことがあります。

それぞれの意見を聞きながら、実現できる方法を考え、双方へ説明する必要があります。

知識だけではなく、相手に合わせて伝える力が求められる仕事です。

この仕事をしていて良かったこと

有給休暇を取得しやすく、休日が多いことです。

完全週休2日制で、仕事と休みを分けやすい環境があります。

長く働くうえでは、仕事内容や給料だけでなく、休みを取りやすいかどうかも重要です。

安定した会社で、休日を確保しながら働けることは大きなメリットだと感じています。

やりがいを感じる瞬間

図面を確認しているときに、仕事をしている実感があります。

建物や現場ごとに条件が異なるため、図面の内容を確認し、問題がないか考える必要があります。

自分が確認して手配した内容をもとに、実際の製品が制作される点にもやりがいがあります。

普段何気なく利用しているエレベーターが、多くの確認や調整を経て作られていることが分かる仕事です。

職場の人間関係や雰囲気

職場はフレンドリーで、アットホームな雰囲気です。

分からないことがあれば、先輩や周囲の人へ相談しやすい環境があります。

特に入社直後は、先輩がマンツーマンで指導するメンター制度があるため、未経験者でも一つずつ仕事を覚えられます。

専門的な知識が必要な仕事ですが、最初からすべてを理解している必要はありません。

周囲へ質問しながら少しずつ覚えていけます。

残業・休日・勤務時間

勤務時間は、基本的に次のとおりです。

午前:8時30分から12時まで
午後:12時45分から17時まで

休日は完全週休2日制です。

残業時間は月によって異なりますが、通常は月20時間以内に収まることが多いです。

ただし、担当する台数が多い場合や難易度の高い現場を多く任された場合は、残業が増えることもあります。

実際に、忙しい時期には残業時間が月50時間を超えたこともありました。

給料や昇給について

給料や昇給については、満足しています。

物価の上昇などに合わせて年々給料が上がっており、大きな不満はありません。

建設業界に関わる大手メーカーということもあり、給料や雇用の安定性は、この仕事を続ける理由の一つです。

ノルマや目標

目安として、月に4台程度のエレベーターを手配します。

ただし、同じ1台でも、現場の条件や製品の仕様によって難易度は異なります。

標準的な現場だけでなく、確認事項が多い現場や特殊な条件がある現場を担当する場合もあります。

台数だけではなく、間違いなく手配を完了させることが重要です。

必要な資格やスキル

入社時に特別な資格は必要ありません。

図面や建設業界の知識は、仕事をしながら覚えていけます。

それよりも重要なのは、客先や現場担当者へ物おじせずに話せることです。

分からないことをそのままにせず、質問や確認ができる人は仕事を覚えやすいと思います。

必要な知識や技術は後から身につけられます。

未経験からでも始めやすい?

未経験からでも始められます。

入社後は、先輩がマンツーマンで指導してくれるメンター制度があります。

最初から一人で担当するのではなく、図面の見方、確認方法、社内の手配方法などを一つずつ教えてもらえます。

専門的な仕事ではありますが、教育体制が整っている会社であれば、未経験でも成長できます。

この仕事に向いている人

この仕事に向いているのは、客先や現場担当者に対して物おじせずに話せる人です。

制作手配では、確認したいことがあれば自分から連絡しなければなりません。

また、社内の他部署へ依頼や相談をする場面も多くあります。

次のような人は向いていると思います。

・分からないことを質問できる
・相手の話を聞ける
・複数の人と調整できる
・図面や製品に興味がある
・確認作業を丁寧に行える
・自分から連絡や相談ができる

向いていないと感じやすい人

人とのコミュニケーションが難しい人は、苦労しやすいかもしれません。

一人で図面を確認する時間もありますが、仕事の多くは客先、現場、社内の担当者とのやり取りで進みます。

確認や相談を避けると、手配内容の間違いやスケジュールの遅れにつながる可能性があります。

ただし、最初から話すことが得意である必要はありません。

仕事をしながら、必要な内容を整理して伝える力を身につけることもできます。

辞めたいと思ったこと

月の手配台数が多く、難易度の高い現場を複数任され、残業時間が月50時間を超えたときには辞めたいと思いました。

仕事量が多い状態が続くと、確認作業へ使える時間が少なくなり、精神的な負担も大きくなります。

普段は残業が月20時間以内でも、担当する現場や時期によって忙しさが大きく変わることがあります。

仕事量が偏っている場合は、一人で抱え込まず、上司や周囲へ相談することも必要です。

入社前に知っておきたかったこと

建築業界で起きている資材不足などの情報です。

エレベーターの制作は、社内だけで完結するわけではありません。

必要な資材や部品の状況、建設現場の進み具合など、業界全体の影響を受けます。

資材不足や納期の変化があると、制作や現場の予定を調整する必要があります。

建設業界のニュースや資材の状況も、仕事に関係することを入社前に知っておきたかったと感じます。

今後も続けたい仕事?

給料が良く、雇用も安定しているため、続ける価値がある仕事だと思います。

専門的な知識や建設業界の経験も身につきます。

忙しい時期や調整の難しさはありますが、長く働くことで、自分のスキルとして残る仕事です。

転職を考えている人へ

優しい先輩が一から業務を教えてくれるため、未経験者でも成長しやすい職場です。

仕事を通して、エレベーターだけでなく、建設業界や図面に関する知識も増えていきます。

最初は分からないことが多くても、質問しながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。

客先や社内の人と積極的に話すことができれば、知識や技術は後から身につきます。

長く働ける安定した仕事を探している方や、製品図面、建設業界に興味がある方にとって、将来のスキルにつながる仕事だと思います。


制作手配の仕事に役立つアイテム

この記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介する商品は、仕事内容や使用場面をもとに選んでいます。会社指定品や支給品がある場合は、勤務先のルールを優先してください。

方眼メモ・ノート

図面を確認しながら、寸法や変更点、現場からの要望を記録する場面があります。

普通の罫線ノートよりも、図や簡単な配置を書き込みやすい方眼タイプが使いやすいです。

A5程度であれば、デスクでも打ち合わせでも使いやすく、持ち運びにも困りません。

消せるボールペン・多色ボールペン

図面の確認内容や打ち合わせ事項を、項目ごとに色分けすると整理しやすくなります。

ただし、正式な書類や消えてはいけない記録では、消せるペンを使用できない場合があります。

正式書類には油性ボールペン、個人メモには消せるペンなど、用途を分ける方法がおすすめです。

コンパクトな電卓

寸法や数量などを確認するときに、すぐ計算できる電卓があると便利です。

スマートフォンでも計算できますが、打ち合わせ中やパソコン作業中は、独立した電卓の方が素早く使えることがあります。

デスクに置いても邪魔になりにくい、小型から中型程度が使いやすいです。

クリアファイル・ドキュメントファイル

現場ごとに図面や資料を分けて管理する場合に便利です。

複数の案件を同時に担当すると、資料が混ざりやすくなります。

見出し付きのファイルや、複数ポケットがあるドキュメントファイルを使うと、案件別に整理しやすくなります。

機密情報や社内資料の持ち出しについては、必ず会社のルールに従ってください。

目に負担がかかりにくいPC用メガネ

メールや図面、社内システムなど、パソコン画面を見る時間が長い仕事です。

画面の明るさや作業環境を調整したうえで、必要に応じてPC作業向けのメガネを検討できます。

度数や見え方には個人差があるため、長時間使用する場合は眼鏡店などで相談する方が安心です。

卓上書類スタンド

図面や資料を見ながらパソコンへ入力する場合、書類を立てて置けるスタンドが役立ちます。

机へ平置きするよりも視線移動を減らしやすく、資料を確認しながら入力できます。

折りたたみ式であれば、使わないときにも収納しやすいです。

保温・保冷ボトル

図面確認や打ち合わせに集中していると、水分補給を忘れることがあります。

デスクで使う場合は、倒してもこぼれにくい蓋付きのボトルが安心です。

容量が大きすぎると持ち運びにくいため、普段の勤務環境に合うサイズを選びましょう。

バッグインバッグ

ボールペン、ノート、電卓、充電ケーブルなど、仕事で使う小物をまとめるために使えます。

打ち合わせや席の移動がある場合も、必要な物だけをまとめて持ち運べます。

ポケットが多すぎると逆に探しにくくなるため、自分が普段使う道具に合う大きさを選ぶことが大切です。