飲食業で一般社員から店舗責任者まで経験
今回紹介するのは、ファミリーレストランと寿司店で働き、一般社員から店舗責任者まで経験した方のリアルな声です。
飲食業と聞くと、料理や接客を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、実際には発注、在庫管理、人員配置、シフト作成、新人教育、採用、売上管理など、店舗を動かすための幅広い仕事があります。
責任者になると、料理や接客だけではなく、従業員同士の関係や店舗全体の雰囲気づくりも重要になります。
求人票だけでは分かりにくい、飲食店の現場のリアルを紹介します。
どんな業界・会社で働いていましたか?
飲食業界で、ファミリーレストランと寿司店に勤務していました。
最初は一般社員として接客や調理を担当し、その後は店舗責任者として店舗運営全般を担当しました。
飲食店の仕事は、料理を作る人と接客をする人だけで成り立っているわけではありません。
店舗全体がスムーズに動くように、人、商品、時間、売上を管理する必要があります。
普段の主な仕事内容
主な仕事内容は次のとおりです。
・接客
・調理
・発注
・在庫管理
・人員配置
・シフト作成
・新人教育
・採用
・売上管理
・店舗運営
一般社員のときは、接客や調理など現場の仕事が中心でした。
責任者になってからは、従業員が働きやすい環境を作ることや、忙しい時間帯に人員をどのように配置するか考える仕事が増えました。
1日の仕事の流れ
1日の流れは、店舗や勤務時間によって異なりますが、主に次のように進みます。
開店前
・店内の確認
・食材や備品の確認
・仕込み
・予約や売上目標の確認
・当日の人員配置
営業中
・接客
・調理
・料理の提供
・会計
・スタッフへの指示
・新人教育
・在庫や商品の確認
営業後
・清掃
・売上確認
・発注
・在庫確認
・翌日の準備
・引き継ぎ
忙しい時間帯は、予定どおりに仕事が進まないこともあります。
その場の状況を見ながら、優先順位を変えて対応する力が必要です。
この仕事を選んだ理由
料理が好きだったことと、人と関わる仕事がしたかったことが理由です。
料理を作ることだけでなく、お客様や一緒に働く従業員と関わりながら働けることにも魅力を感じました。
飲食店では、お客様の反応を直接見ることができます。
自分が作った料理や接客によって、喜んでもらえたことが分かる点は、この仕事ならではの魅力です。
入社前のイメージとの違い
入社前は、料理や接客を覚えることが仕事の中心だと思っていました。
実際に働いてみると、仕事の技術だけでなく、人間関係やチーム作りがとても重要だと分かりました。
特に責任者になると、上司、従業員、お客様の間に立つ場面が増えます。
同じ店舗で働いていても、考え方や仕事への向き合い方は人によって違います。
一人ひとりの話を聞きながら、店舗全体を同じ方向へ動かすことが必要でした。
一番大変だったこと
一番大変だったのは、責任者になってからの人間関係です。
上司と従業員の間に立ち、双方の意見をまとめなければならない場面が多くありました。
会社の方針を伝えるだけでは、従業員から理解してもらえないことがあります。
反対に、現場の意見をそのまま会社へ伝えるだけでも、店舗運営はうまく進みません。
それぞれの立場や考えを理解したうえで、店舗としてどのように進むかを考える必要がありました。
この仕事をしていて良かったこと
人と協力して目標を達成できたことです。
忙しい営業を全員で乗り越えたときや、売上目標を達成したときには、チームで働く喜びを感じました。
また、従業員から、
「教えてくれてありがとう」
「働きやすくなった」
「成長できた」
と言ってもらえたことも印象に残っています。
料理や接客だけではなく、人を育てる経験を得られたことも大きな財産です。
やりがいを感じた瞬間
店舗全体が一つのチームとして動いたときです。
忙しい時間帯でも、従業員同士が声をかけ合い、自分の役割だけでなく周囲を見て行動できたときに、チームの成長を感じました。
新人だった従業員が一人で仕事を任せられるようになったときや、後輩へ仕事を教える立場になったときにも、大きなやりがいを感じます。
職場の人間関係や雰囲気
挨拶と感謝を大切にしていました。
忙しい職場では、余裕がなくなると会話が減ったり、言葉が強くなったりすることがあります。
そのため、
・自分から挨拶する
・返事をする
・助けてもらったら感謝を伝える
・失敗したら謝る
・困っている人へ声をかける
ことを意識していました。
小さな行動ですが、店舗の雰囲気を作るうえでとても重要です。
残業・休日・働く時間
責任者になると、残業や休日対応が増えることがありました。
人員が足りない場合は、自分が現場に入る必要があります。
急な欠勤やトラブルが起きると、休みの日でも連絡が来ることもありました。
当時は休憩や睡眠時間を削って働くこともありましたが、体調管理も仕事の一部だと後から実感しました。
長く働くためには、責任感だけでなく、休むことも必要です。
給料や昇給について感じたこと
責任が増える分、やりがいはありました。
一方で、給料以上に責任の重さを感じる場面もありました。
責任者になると、売上、人員、教育、クレーム、店舗の雰囲気など、多くの問題に対応します。
昇給や役職だけでなく、自分がどの程度の責任を持つのかも確認することが大切です。
ノルマや目標
売上目標はありました。
ただし、売上だけを目標にしていたわけではありません。
・おすすめ商品の販売
・接客の改善
・新人の成長
・ミスの削減
・店内の雰囲気
・チームワーク
など、細かな目標も設定していました。
大きな目標を達成するために、一人ひとりができることへ分けることを意識していました。
必要な資格やスキル
飲食店で働くために、必ず必要な資格は多くありません。
未経験から始められる店舗も多いです。
ただし、次のような力は必要です。
・挨拶
・返事
・責任感
・コミュニケーション力
・周囲を見る力
・忙しい状況で優先順位を考える力
・成長しようとする姿勢
料理や接客の技術は、働きながら覚えられます。
まずは基本的な挨拶や返事を大切にすることが重要です。
未経験からでも始めやすい?
未経験でも挑戦しやすい仕事です。
最初は、簡単な作業や基本的な接客から教えてもらえる店舗もあります。
ただし、受け身のままでは仕事を覚えにくいです。
分からないことを質問し、教えてもらったことをメモし、自分から行動することが大切です。
向いている人
飲食店の仕事に向いているのは、次のような人です。
・人と関わることが好き
・チームで働くことが好き
・自分で考えて行動できる
・忙しい状況でも周囲を見られる
・成長したい気持ちがある
・感謝や挨拶を大切にできる
完璧な接客や料理が最初からできる必要はありません。
働きながら覚えようとする姿勢が大切です。
向いていないと感じやすい人
次のような人は、苦労しやすいかもしれません。
・挨拶や返事を大切にできない
・人とのコミュニケーションを避けたい
・自分の仕事だけをしたい
・忙しい状況で動きを変えることが苦手
・指示を受けるだけで、自分から動きたくない
ただし、苦手だから働けないということではありません。
仕事を通して少しずつ身につけることもできます。
辞めたいと思った理由
責任者としてのプレッシャー、人間関係、年齢による偏見などが重なり、精神的な負担が大きくなったことがあります。
責任感が強いほど、自分で仕事を抱え込みやすくなります。
周囲へ頼ることや、できないことを伝えることも必要でした。
仕事を続けることだけが正解ではありません。
自分の体調や働き方を見直すことも大切です。
入社前に知っておきたかったこと
料理や接客の技術よりも、人間関係や考え方が仕事に大きく影響することです。
責任者になる場合は、仕事ができるだけでは足りません。
人の話を聞き、伝え方を変え、チームとして動ける状態を作る必要があります。
また、休憩や睡眠、食事など、体調管理も仕事の一部です。
今後も続けたい仕事?
料理は今でも好きです。
ただし、同じ飲食業でも、店舗や会社によって働き方や人間関係は大きく違います。
自分に合う環境であれば、続けたいと思える仕事です。
仕事内容だけでなく、職場の雰囲気や管理者の考え方も確認することが大切です。
転職を考えている人へ
飲食業では、料理や接客だけでなく、多くのことを学べます。
・人と協力する力
・状況を見て判断する力
・新人を育てる力
・在庫や売上を管理する力
・失敗から改善する力
これらの経験は、別の仕事へ転職した後にも活かせます。
大変なこともありますが、積み重ねた経験が無駄になることはありません。
まずは挨拶を大切にし、できる仕事を一つずつ増やしてみてください。
飲食店で実際に使っていた必須アイテム
この記事には広告を含みます。紹介する商品は、実際の仕事経験や使用目的をもとに掲載しています。
ボールペン
注文内容、発注数、在庫数、引き継ぎ事項など、飲食店ではメモを取る場面が多くあります。
制服のポケットへ入れやすく、片手でも使いやすいボールペンがおすすめです。
メモ帳
新人のうちは、教えてもらった手順や商品の場所を記録するために使います。
責任者になってからも、発注、従業員への伝達、翌日の準備などを整理するために役立ちます。
小さくてポケットに入るサイズが使いやすいです。
絆創膏
調理や洗い物では、小さな切り傷ができることがあります。
店舗に救急用品が用意されている場合でも、自分用として少量持っていると安心です。
食品を扱う職場では、会社の衛生ルールに合ったものを使用してください。
爪切り
飲食店では、爪を短く清潔に保つ必要があります。
出勤前に気付いたときに対応できるよう、ロッカーや仕事用バッグに入れておくと便利です。
勤務中に使用する場合は、使用場所や衛生管理に注意しましょう。
メジャー
収納場所、備品、機械、棚などの大きさを確認するときに使いました。
特に責任者になると、新しい備品の購入や配置変更で寸法を測る場面があります。
小さくて持ち運びやすいタイプが便利です。
パイプユニッシュなどの排水口用品について
排水口の詰まりや清掃で使用する場合があります。
ただし、業務用の厨房では会社指定の洗剤や清掃方法が決められていることがあります。
市販品を自己判断で使用せず、必ず店舗の責任者や清掃手順を確認してください。
また、異なる洗剤を混ぜることは危険です。
